成年後見制度について
印刷用ページを表示する 掲載日:2022年11月18日更新
あなたの大切な人をまもるために―成年後見制度を知っていますか?
○こんなことで不安を感じたり、困っている人はいませんか?
・認知症の母親名義の銀行口座や書類の手続きができなくなって困っている。
・一人暮らしの父親が詐欺にあったり、高額な商品を大量に購入している。
・自分が亡くなった後、障がいのある子どもの将来に不安を感じている。
・お金の管理がうまくできなくなった。
・身寄りがないので、もしもの時は信頼できる人に自分のことを委ねられるようにしたい。
成年後見制度は、認知症や知的障がい・精神障がいなどにより、金銭管理等の身の回りのことを自分で行う事が難しい方の支援者(成年後見人等)を選定し、権利を守る制度です。
成年後見制度には、判断が難しくなる前に申し立てを行う「任意後見制度」と判断が難しくなった後に申し立て行う「法定後見制度」の2種類があります。「法定後見制度」は判断能力によって支援の種類が異なります。
後見の種類 | 対象となる方 |
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後 見 | 判断能力が欠けているのが通常の状態の方 (自分の意思表示が困難で法律行為が行えない) |
保 佐 | 判断能力が著しく不十分な方 (日常生活では、自分の意思で行動が出来る。しかし、重要な法律行為は困難である。) |
補 助 | 判断能力が不十分な方 (法律行為が出来るかどうか心配である。) |
成年後見人等は、本人の意思を尊重し、心身の状態や生活状況に配慮しながら、財産を管理したり、必要な契約を結んだりすることにより、生涯にわたり本人を保護・支援します。