令和7年度第2回大郷町地域公共交通協議会を開催しました
開催概要
・日時:令和8年2月25日(水) 午後2時~
・場所:大郷町役場 3階 大会議室
・出席者:会長(大郷町長)、交通事業者、住民代表、警察、学識経験者、行政機関等
主な協議事項と結果
今回の会議では、実施された各種調査の結果報告とともに、今後の計画策定方針および直近の住民バスダイヤ改正について協議が行われ、承認されました。
1.公共交通に関する各種調査の結果報告
計画策定の基礎資料とするため実施した調査より、以下の現状と課題が共有されました。
・公共交通に関する町民アンケート調査結果
移動の90%以上が自家用車に依存しており、既存の公共交通が生活動線と乖離している現状が確認されました。
一方で、回答者の約70%が「利便性が向上するなら運賃増や負担増もやむを得ない」と回答されており、単なる安さよりも、生活リズムに合った「確実に移動できる手段」への転換が強く望まれています。
また、2030年前後に訪れる「免許返納の波(移動の壁)」への不安や、家族送迎を負担に感じる現役世代の声も多く寄せられました。
・住民バス乗降調査の結果
利用者の約60%が10代の学生であり、朝夕の通学ピークと日中の閑散が顕著な「M字型」の利用状況となっています。
日中の便は乗客数が1〜5名程度と常態化しており、大型車両による運行の効率化や、利用のない停留所の整理が課題となっています。
・高齢者外出支援事業「ふれあい号」の現状
利用の約70%が午前に集中しており、目的地は大和町方面の商業施設や医療機関に特化しています。
公費負担率が97.2%と非常に高く、持続可能な運用のために住民バスとの役割分担や、予約システムの効率化による「相乗り」の促進が必要です。
・大郷小中学校スクールバスの現状
少子化の影響により、この2年間で利用登録者が約12%減少しています。また、運転手の高齢化が進んでおり、将来的な担い手の確保が極めて困難になる見通しです。
2.地域公共交通計画の策定と今後のスケジュール
令和8年度より、専門知識を持つ業者への委託により「地域公共交通計画」の策定を本格化させることが承認されました。
委員からは、「外部委託にあたっては、コンサルタントへの丸投げや提案への依存を避け、町が主体となって課題や目的を具体的に定義する必要がある。町側から求める条件を絞り込んで提示し、委託先を適切にコントロールしながら主体的な指示を行うことで、より実効性の高い計画策定を目指すべき」との重要な指摘をいただきました。
今後は、令和9年度にAIデマンドシステム等の導入を見据えた試験運行を実施し、令和10年度からの新体系による本格運行開始を目指してまいります。
3.住民バス運行ダイヤ改正(令和8年4月1日)
令和8年4月1日より、運行の安全性向上と利便性の最適化を目的とした住民バスのダイヤ改正を実施いたします。
今回の改正では、JR新ダイヤに基づいた鉄道接続の調整に加え、国道4号横断時間の延長など走行時間を見直すことで、実態に即した安全で遅延の少ない運行体制を整えます。
あわせて、利用実績に基づいた停留所の移設や一部停車の整理、利便性を高めるルート修正や夜間便の効率化を図るとともに、公平な運賃負担を徹底するため乗り継ぎルールを明確化し、より住民の皆様の生活に即した運行を目指してまいります。
会議資料
当日使用した資料は、以下からダウンロードしてご覧いただけます。
・【資料1】公共交通に関するアンケート調査結果について [PDFファイル/1.02MB]
・【資料2】住民バス乗降調査の結果について [PDFファイル/445KB]
・【資料3】高齢者外出支援事業「ふれあい号」の現状について [PDFファイル/530KB]
・【資料4】大郷小中学校スクールバスの現状について [PDFファイル/367KB]
・【資料5】今後のスケジュールについて [PDFファイル/391KB]
・【資料6】住民バス運行ダイヤ改正について [PDFファイル/3.42MB]
<会議録>





