赤間政夫(森水)
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年10月5日更新
赤間政夫は、明治38年(1905年)7月8日に粕川沢田の農家の長男として生まれました。
政夫の声は、燻銀のかかったような、それでいて辛口の鋭さのある声質で、どの高さでも自在に出せるというものでした。
大正13年(1924年)に鳴瀬町(現 東松島市)野蒜の後藤桃水(ごとうとうすい)に入門し、「森水(しんすい)」の名をもらいます。東北民謡界の普及と発展に尽力し、昭和51年(1976年)には、総理大臣官邸の「芸術文化に活躍された人々との懇親のつどい」に招待されました。
民謡研究家の町田佳聲(まちだ かしょう)は、政夫を「赤間の前に赤間なし、赤間のあとに赤間なし」と評しました。
※町田 佳聲:本名嘉章(よしあき)。
明治21年(1888年)群馬県生まれ。日本民謡研究家。『日本民謡大観』の編集に従事し、東京芸術大学
音楽学部講師、東洋音楽学会2代目会長などもつとめた。NHK放送文化賞、紫綬褒章など受章。
〈写真左側が森水氏〉